アガパンサスは草丈1メートルを超える大型種から、地面を這うような小型種まで、さまざまな品種のある花です。
花色は涼やかなブルー系が多く、梅雨の時期から夏にかけて庭を爽やかな印象に演出してくれますよね。
ここでは、植えっぱなしでも花が咲くほど丈夫で育てやすい。アガパンサスの育て方をご紹介いたします。
アガパンサスの基礎知識
【科名・属名】ユリ科 アガパンサス属
【園芸分類】耐寒性多年草
【花期】6~7月
【別名】ムラサキクンシラン
【原産地】南アフリカ
【用途】庭植え・鉢植え
性質
性質は耐暑性・耐寒性ともに強く育てやすい花です。
植えっぱなしでも育つほどですので、公園や道路沿いの植え込みなどに植えられていることも珍しくありません。
栽培場所
アガパンサスは日当たりの良い場所か半日陰を好み、水はけの良い有機質にとんだ土壌が適します。
水やり
庭植えで育てる場合はほとんど水やりの必要はありませんが、鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水やりをおこないます。
肥料
植え付け・植え替えのときに、元肥に腐葉土や有機質配合肥料をあたえます。追肥は2か月に1度、チッ素分の少ない置き肥をあたえます。
植えつけ・植え替え
【植えつけ】
3~4月、または9~10月に苗や球根の植えつけを行います。
そのとき、アガパンサスは株が込み合うと花がつきにくくなるので、大型種は30cm以上、小型種は20cm以上の株間をあけて植えます。
球根を植えるときは、土の表面に球根の先端が見えるくらい浅く植えることがポイントです。
冬に霜が降りる地域では、腐葉土やワラでマルチングをしておきましょう。
【鉢植えの植え替え】
1~2年に1回を目安に、4~5月か9~10月あたりに一回り大きな鉢に植え替えます。
このとき根を傷つけないよう注意して、軽く土をほぐしておきましょう。
増やし方
アガパンサスは株分けで増やせます。3~4年に一度、植え替えのときに行います。
病害虫
アブラムシ、根腐れ などが発生することもあります。
栽培のポイント
アガパンサスは品種によって冬に地上が枯れるタイプと常緑の品種があります。
地上が枯れる品種はもう花が咲かないと思って処分してしまう可能性もあるため、どちらのタイプかは購入時にフラワーショップで確認しておきましょう。
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