ゼラニウムは鮮やかな花色と花期の長さから、ハンギングバスケットやコンテナガーデンにはかかせない花です。
ヨーロッパではウィンドウボックスに植えられることが多く、建物全体を美しく飾る花としても知られていますよね。
ここでは、常緑性で花がない時期でも緑を楽しむことができ、花色や品種が豊富なゼラニウムの育て方をご紹介します。
ゼラニウムの基礎知識
【科名・属名】 フウロソウ科 ぺラルゴニウム属
【園芸分類】 半耐寒性多年草
【花期】 3~11月
【別名】 テンジクアオイ
【原産地】 南アフリカ
【用途】 庭植え・鉢植え
性質・特徴
育てやすい植物ですのでガーデニング初心者にも向いています。ただし、耐暑性・耐寒性がやや弱いため、栽培場所には注意が必要です。
栽培場所
日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。ゼラニウムは耐暑性・耐寒性がやや弱いため暖地では露地植えで栽培が可能ですが、鉢植えで管理するほうが無難です。寒地での栽培は冬は室内に鉢植えを移動させて冬越しをさせます。
その他のポイントは、梅雨などの長雨にあたると株が弱るため、この時期は雨のかからない軒下で管理します。また、夏の強光の下では葉焼けをおこしてしまうので、直射日光のあたらない半日陰で管理しましょう。
水やり
鉢植えの栽培では、土の表面が乾いたら、たっぷりあたえます。ただしゼラニウムは乾燥を好むため過湿に注意してください。特に冬は土が乾燥気味な状態がベストです。
庭植えの場合はほとんど水やりの必要はありませんが、真夏に土が乾燥している状態であれば水やりを行います。
肥料
元肥に緩効性化成肥料をあたえます。その後は3~4か月に1度、置き肥を少量あたえます。
植えつけ・植え替え
4~5月または9~10月ごろの真夏と冬を避けた時期に、必要に応じておこないます。このとき株が根詰まりや根腐れをしているようであれば、根をほぐしてから植え替えをします。
そして、株をさらに大きく育てたいときは2回り大きなサイズの鉢を選び、それまでと同じサイズで栽培する場合は、多めに根をほぐして古い根も取り除いてから植え替えましょう。
病気・害虫
茎が腐ってしまう茎腐病が発生することがあります。その場合は茎のつけ根の部分でカットします。害虫ではハマキムシやヨトウムシが発生することがあります。
増やし方
ゼラニウムは春と秋に切った枝を挿し木にして増やすことができます。
栽培のポイント
ゼラニウムは次から次に花を咲かせますので、花がらはそのつど摘み取ります。また花房が咲き終わった茎はつけ根から摘み取り、黄色く変色した葉も元から取り除きましょう。
ゼラニウムの切り戻しは、草丈の低い品種であれば必要ありませんが、大きく育つ種類をコンパクトに仕上げたい場合は、真夏と冬を避けた時期に、好みの高さの“わき芽”のある節の上をカットすると株姿が整います。
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