ダリアは夏咲きの球根草花の代表といえる花です。
鮮やかな花色と美しい花形は、アクセサリーなどさまざまなモチーフとしても使われていますよね。
ここでは、多くの人から愛される花の一つ、ダリアの栽培ポイントをご紹介していきます。
ダリアの基礎知識
【科名・属名】キク科 ダリア属
【花期】7~10月
【別名】テンジクボタン
【原産地】メキシコ
【用途】庭植え・鉢植え
性質・特徴
性質は冷涼な土地を好むため、栽培環境に注意が必要な花です。
ダリアは、花形と花色ともに種類が多く、花径が10cm以上ある巨大臨から花径2cmほどの小輪までさまざまな花があり、花形では「オーキッド咲き」「アネモネ咲き」「ポンポン咲き」などがよく知られています。
栽培場所
日当たりの良い場所を好みます。ダリアは冷涼な土地を好むため、夏の高温多湿な環境が苦手です。そのため暖地での栽培は生育が悪くなることもあります。
水やり
土の表面が乾いたらあたえます。しかし、ダリアは多湿を嫌う植物ですので水のあたえ過ぎはNGです。基本的には水やりは控えめしておく方がいいでしょう。
肥料
元肥に堆肥や有機物の肥料とチッ素分の少ない緩効性肥料を施します。その後は追肥として夏を除いた季節に月に1度、速効性の化成肥料をあたえます。
植えつけ時期
ダリアの植えつけは3~5月におこないます。そのとき巨大輪系は株間を80cm、中小輪系は50cmほど空けて植えます。
増やし方
ダリアは分球をして増やすことができます。時期は晩秋の霜が降りるころに球根を堀り上げて分球し凍らない場所で保管します。
病害虫
ハダニや灰色カビ病が発生することもあります。
栽培のポイント
咲き終わった花は早めに摘み取りましょう。真夏は株が弱るため8月下旬ごろに地際から3節を残して切り戻し、秋の開花に備えます。
冬越しは霜が降りる前に球根を掘り上げる方法と、掘り上げずに株の上に厚めに土を盛り球根を保護した後、寒さがやわらいだ時期に掘り上げる「土中越冬」の方法があります。
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