さわやかな青色の花を咲かせるアメリカンブルーは、夏の花壇を涼やかに演出する人気の草花です。半つる性ですので、ハンギングバスケットや高さのあるコンテナに植えると魅力的ですよね。
ここでは、アメリカンブルーの育て方のコツをご紹介しています。
アメリカンブルーの基礎知識
【科名・属名】ヒルガオ科・エボルブルス属
【園芸分類】非耐寒性多年草
【花期】5~9月
【別名】エボルブルス
【原産地】アメリカ南部
【用途】庭植え・鉢植え
性質・特徴
耐暑性は強いですが、耐寒性は弱く露地での冬越しができません。そのため、本来は多年草でありながら一年草としてあつかわれることが一般的です。
ただし、鉢植えを室内に移動して冬越しをさせると、翌年も花を咲かせることができます。
栽培場所
アメリカンブルーは、日当たりのよい場所を好みます。日光にあたれば花径2~3cmのかわいい小花を次つぎと咲かせますが、曇り空の下では花が閉じてしまいます。
翌年も花を楽しむためには、冬は5℃以上の室内で管理する必要があります。庭植えの場合は、霜が降りる前に鉢上げをして室内で冬越しをしましょう。
水やり
春から秋にかけては、土が乾いたらたっぷりあたえます。ただし、水のあたえ過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。冬の水やりは控えめにします。
肥料
花を咲かせる生育期には、固形肥料か月に2~3回ほど薄めの液体肥料をあたえます。
植えつけ・植え替え
4~6月ころに植えつけ・植え替えを行います。鉢植えの場合は、1年に1回を目安に植え替えを行い、このとき古い土は落として痛んだ根を取りのぞいておきましょう。
増やし方
アメリカンブルーは挿し芽で増やすことができます。6~7月ころに枝を10cmほど切ってバーミキュライトや専用の土に挿しておくと、簡単に根付くことができます。
または、植え替えのときに株分けで増やすこともできます。
病害虫
アブラムシ、ハダニ、灰色カビ病など
栽培のポイント
アメリカンブルーは、咲き終わった花がらをこまめに取り除いて、株を清潔にしておくと次々と花を咲かせます。
茎が伸びすぎて草姿が乱れてきた場合は、花が終わってから伸びた茎を切り戻すことで草姿が整います。
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