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ヨーロッパの神話や言い伝えに登場する花。【スノードロップ】の育て方

うつ向くように白い花を咲かせる「スノードロップ」。釣り鐘に似た可憐な姿は、春を告げる花として多くの人に愛されています。名前の由来は、雪のしずく、または耳飾りに例えられているのだとか。

ヨーロッパでは宗教との関わりも深く、神話や言い伝えが残るほど古くから親しまれてきたスノードロップの栽培方法について、ご紹介していきます。

スノードロップの基礎知識

【科名・属名】ヒガンバナ科・ガランサス属

【園芸分類】秋植え球根

【花期】2~3月

【別名】マツユキソウ

【原産地】ヨーロッパ

【用途】庭植え・鉢植え

性質と特徴

スノードロップは、耐寒性が強い球根植物です。似た名前で「スノーフレーク」というスズランのような形の花もありますが、スノードロップとは違う属名の花になります。

原産地のヨーロッパでは、古くから親しまれてきた花の一つで、スノードロップの言い伝えが数多く残されています。

代表的なものに、ドイツの言い伝えでは「無色透明だった雪が、自分に色を分けてくれないかと花々にお願いしたところ、誰もが断る中で唯一それに応じてくれた花がスノードロップだった」といいます。そのことから「まさかの時の友」という花言葉があるんですよ。

栽培場所

日当たりの良い場所を好みます。鉢植えで育てる場合は、球根を植えてから芽が出るまでは風通しの良い半日陰で管理し、芽が出て花が咲くまでは日当たりの良い場所に置きます。

夏の暑さはやや苦手なので、花が終わり葉も枯れてきたら、再び風通しの良い半日陰へ移動します。完全に葉が枯れてしまえば球根は休眠に入りますので、できるだけ涼しい環境で夏越しをします。

庭植えでの夏越しは、地温の上昇を抑えるために、ワラなどを敷いてマルチングをしたほうがいいでしょう。

水やり

土の表面が乾いたらあたえます。ただし、加湿になると球根が腐りやすくなるため、水のやり過ぎに注意してください。

花が終わり葉も黄色くなってきたら、水の回数を減らして土を乾かし気味にしますが、球根が完全に乾燥しないように様子を見ながら土がカラカラにならない程度に水やりを続けます。

*スノードロップの中でも「エルウェシー」という品種は乾燥に強いです。

肥料

球根を植えつける際に、元肥として緩効性化成肥料を施します。その後は、花が終わった後に液体肥料を週に1回、1か月ほどあたえて球根を太らせると、翌年の花付きがよくなります。

植えつけ・植え替え時期

9~10月に球根を植えつけます。庭植えでは株間を3~5cm、鉢植えでは4号鉢(直径12cm)に約5球が目安です。球根の深さは、鉢植えでは土が1~2cmかぶる程度に浅くしますが、庭植えでは3~5cmと鉢植えより深くします。

スノードロップの植え替えは、庭植えの場合は一度植えたらそのまま放置でかまいませんが、鉢植えは球根が鉢の中で増え過ぎないように2~3年に1回を目安に植え替えましょう。ただし、球根は乾燥を嫌うため、休眠の間は掘り上げず、8月下旬~9月上旬に行い、またすぐに植え付けることがポイントです。

 

増やし方

スノードロップは分球で増やすことができます。分球の時期は、8月下旬~9月上旬に行い、球根は乾燥をしないようすぐに植えつけることがポイントです。

また、スノードロップは種から育てることもできますが、その場合はおよそ4年かかるといわれています。

病害虫

ほとんど見られませんが、まれに灰色カビ病にかかることがあります。

栽培のポイント

スノードロップは、気温と湿度が上昇する春から梅雨にかけて、灰色カビ病にかかることもありますので、咲き終わった花や傷んだ花はこまめに摘み取り、球根が蒸れないよう風通しの良い場所で管理しましょう。

前述でもご紹介しましたが、植え替えや分球では掘り上げた球根を乾燥させないよう、すぐに植えつけることが大事です。しかし、庭の場所などの関係で、どうしても掘り上げなくてはいけないときは、おがくずやバーミキュライトに入れて乾燥を防ぎ涼しい場所で保管してください。

 

 

 

 

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