南国ムードがあるブーゲンビレアは、鮮やかな花色がまぶしい日差しによく似合う、夏の代表的な花木です。この一見、花に見える部分は苞と呼ばれるもので、中央にある子花がブーゲンビレアの花です。
ここではコツさえ押さえれば初心者でも育てることが難しくない、ブーゲンビレアの育て方をご紹介します。
ブーゲンビレアの基礎知識
【科名・属名】オシロイバナ科・ブーゲンビレア属
【園芸分類】つる性常緑広葉低木
【花期】栽培環境によって、4~5月10~11月
【別名】イカダカズラ
【原産地】南アメリカ
【用途】庭植え・鉢植え
栽培場所
日当たりのよい場所を好みます。耐暑性は強いですが耐寒性はやや弱いため、冬は5℃以上の環境で管理します。
ブーゲンビレアはつる性で大きく育ちますが、一部の暖地以外ではコンテナで栽培して、冬は室内での冬越しが望ましいです。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりあたえます。ただし冬の季節は過湿になると根腐れをおこしますので、やや乾燥気味に管理します。
植えつけ・植え替え
植えつけの時期は9月下旬~11月。5~7月頃におこないます。
コンテナ栽培では2~3年に1回、根詰まりを解消するために5~7月頃に一回り大きな鉢に植え替えます。
このとき花やつぼみがついていると株を弱らせてしまうため、時期をずらしましょう。
肥料
庭植えの場合は植え付け時に堆肥と腐葉土をすき込みます。鉢植えの場合は、春から秋にかけて2か月に1回、緩効性の置き肥をあたえます。
増やし方
5~7月に挿し木で増やすことができます。
病害虫
アブラムシ、すす病などが発生することもあります。
栽培のポイント
ブーゲンビレアは新しく伸びた枝に翌シーズンの花が咲きますので、開花がひと段落したタイミングで伸びすぎた枝を選定しておきましょう。
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