夏の強い紫外線は肌にダメージをあたえ、シミやシワの原因になることが知られています。
しかし、海などのアウトドアへ出かけるときはもちろんのこと、日常生活の中での紫外線をさけて生活することは難しいですよね。
ここでは、紫外線が肌にあたえる影響と肌のために意識して摂りたい栄養素についてご紹介します。
私は若いころは日焼けもそれほど気にせず海へシュノーケリングに出かけることもあったのですが、年齢を重ねるごとに紫外線による肌ダメージを実感することが多くなりました。
紫外線A波とB波の特徴とは?
紫外線はA波とB波があり、それぞれ肌にあたえる影響に特徴があります。
紫外線B波(UVB)
紫外線B波(UVB)は肌表面の細胞を傷つけ炎症を起こさせます。
日焼けして肌が赤くなるのはこのB波からくるものです。B波は皮膚ガンの原因にもなります。
紫外線A波(UVA)
紫外線A波(UVA)は皮膚への変化がすぐに表れないことから影響が少ないと思われていましたが、時間をかけて肌の奥まで到達しシミやシワなどの原因を作ることがわかっています。
このA波は曇り空や日当たりの良い家の中でも肌に影響をもたらすといわれています。
シミやソバカスができるメカニズム
太陽光線の紫外線を浴びた肌は、紫外線の刺激により肌の奥深く(表皮の基底層)にあるメラニン生成細胞のメラノサイトが活性化され、メラニン色素が生成されます。
メラニン色素はメラノサイトから表皮の細胞に伝わり、皮膚に広がって紫外線から肌を守ります。しかし、強い紫外線をあびるとメラニン色素が過剰に生成されてシミや ソバカスの原因となります。
メラニン色素には肌を紫外線から守る役割があるけど、強い紫外線に反応して過剰に作られ過ぎると、シミやソバカスになるんだね。
紫外線ダメージをケアする5つの栄養素と食べ物とは?
紫外線による肌ダメージをケアするには、次のような栄養素を摂ってあげることがポイントです。
ビタミンC
ビタミンCはメラニンの色素沈着を防ぎコラーゲンの生成を助けます。
ビタミンCが含まれる食材
キウイ・イチゴ・みかん・赤パプリカ・レモン・ブロッコリーなど
ビタミンA
ビタミンAは肌のターンオーバーを促して潤いを保ちます。
ビタミンAが含まれる食材
ウナギ・鶏レバー・豚レバー・アンコウ肝など
ビタミンB郡
ビタミンB2が肌荒れを防ぎ、ビタミンB6はターンオーバーを促します。
ビタミンB2が含まれる食材
牛乳・レバー・卵・葉野菜など
ビタミンB6が含まれる食材
かつお・まぐろ・バナナなど
ビタミンE
ビタミンEは、活性酸素による過酸化脂質の生成を抑えます。
ビタミンEが含まれる食材
アーモンド・アボカド・ゴマ・緑黄食野菜など
大豆・味噌
大豆に含まれるイソフラボンは、体内に入ると女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするうえにビタミンBも多く含みます。また、味噌の糀にはメラニン色素を抑える効果が期待できます。
まとめ
夏の肌ケアは、体の外と内側の両方から行うことが大事です。日傘や帽子、日焼け止めクリームなどで紫外線対策を行い、肌にいい栄養を摂って夜は化粧品で優しくお手入れをしましょう。
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